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2022.12.3

名刺デザインのポイント

名刺デザイン

名刺づくりのポイントとは?効果を高めるためにすべきこと

名刺づくりで大切なのは、まず誰に、何のために渡すのかを考えてみることです。ターゲット選定の様なものですね。それによって、名刺をデザインする際に意識すべきポイントが変わってきます。 名刺を活用するシーンを考える必要性や、名刺の効果を高めるための情報の取捨選択やデザイン手法など、ここでは名刺をつくる時に知っておきたいポイントをご紹介します。

こちらを知っておくことで、外注するときの注文方法も変わってきて自分のイメージを伝えることができると思います。


名刺の“タイトル”を決める

「新しく名刺をつくろう」と思ったとき、多くの人は名刺のデザインや記載内容、どこの印刷会社に発注するかについて考えるでしょう。しかし、本当に効果を上げる名刺をつくるためには、はじめに名刺のタイトルを考えておく必要があります。

名刺のタイトルとは

「名刺のタイトルを決める」とは、名刺を渡した相手に何を伝えたいか、相手にどのような行動をとってほしいかを考えることです。これは、名刺交換の効果を確認するための基準でもあります。 意味もなく名刺を配ることはありませんから、名刺を渡す行動には目的があります。

それによってデザインも変わってきます。

たとえば、デザイナーなら「ポートフォリオを見てほしい」、銀行員なら「うちの銀行と取引してほしい」、営業担当なら「メールで連絡してほしい」など相手からのビジネスチャンスの到来を期待します。 また、名刺を渡した相手に「落ち着いた人」「人情味溢れた人」など与えたい印象も、違うでしょう。名刺づくりの初めに、名刺を渡した人に与えたいイメージについて考えてみましょう。

名刺のタイトルの重要性

名刺のタイトルは、名刺の軸をどこに置くのかを決めるのに役立ちます。 主題が決まっていれば、名刺で何を強調すべきかはっきりします。また、名刺のデザインと企業のコンセプトカラーを合わせたり、イメージ戦略に即したデザインを採用したりすれば、自社の印象をより強められるでしょう。

こちらブランディングにもつながります。

名刺という限られたスペースの中で、必要な情報を伝えるには何を優先させるか、どの情報を目立たせるかのバランスを考えることはとても大切です。名刺をつくる時は、常に主題を念頭に置いて考えることをおすすめします。


名刺デザインを考える

タイトルを決めたら、次に名刺のデザインを考えます。名刺のサイズや向き、フォント、色などを決めてイメージを固めていきましょう。 それぞれのデザインのポイントをご紹介します。

名刺のサイズ

日本の名刺サイズは91mm×55mmが主流です。しかし、ヨーロッパは85mm×55mm、アメリカは89mm×55mm、アジアは90mm×54mmと国や地域によって名刺の標準サイズは違います。海外との取引が多い企業では、その国の標準に合わせたサイズの名刺を用意するのもいいでしょう。名刺を何パターンか持っておくのもいいと思います。 また、クリエイティブな業界ではイメージをより個性的に訴求するために、あえて変形や立体型などの名刺を使う例も多く見られます。名刺のサイズや形は、用途に合った選択をすることで効果をあげられます。


⚠︎一般的な名刺のサイズは、なぜ91×55mmなのか?

なぜ「名刺4号」が一般的なサイズとして使われるようになったのかについては諸説ありますが、1854年にフランスの写真家ディスデリが考案した写真付き名刺のサイズが「82×57mm」で、これが後の名刺のサイズに影響を与えたといわれています。

昔の日本では長さの単位として「尺」と「寸」を用いており、ディスデリの名刺の82mmに一番近いのが3寸。それに対してもっとも美しいとされる比率から導き出した55mmを短辺の長さとして採用したといわれています。この長辺と短辺は「人間が最も美しいと感じる比率=黄金比」になっていて、その比率は1:1.618。トランプやキャッシュカードなど身の回りにあるものや、ギリシャ・アテネの「パルテノン神殿」、エジプト・ギザの大ピラミッドなどもこの黄金比でつくられています。

名刺もトランプやキャッシュカードと同様に、人間にとって自然と受け入れやすい、バランスのとれた大きさでつくられるのが一般的になったというわけです。


名刺サイズは色々ある

名刺サイズ3号(49×85mm)

名刺4号よりも一回り小さいサイズで、女性に人気があります。ビジネスの場で見かけることは多くありませんが、小ぶりなのでかわいらしく、相手に親しみやすい印象を与える効果もあるため、飲食店や美容院などの店員用にピッタリのサイズといえるでしょう。

ショップカードやスタンプカードとしても活用しやすいサイズです。クレジットカードよりも少し小さいため、名刺入れはもちろん、財布のポケットなどにも入れることが可能です。

欧米サイズ(51×89mm)

アメリカでは、「2×3.5インチ=51×89mm」サイズの名刺が一般的に使われています。このサイズを日本では「欧米サイズ」と呼んでいて、日本の名刺4号よりもやや小ぶりで横長。スーツの胸ポケットにおさまるサイズだといわれています。

ヨーロッパでは、「55×85mm」のサイズが主流です。ただし、北欧では「55×90mm」、東欧では「50×90mm」と、国や地域によって標準とされるサイズは異なるため、海外の企業と取引をする場合には念頭に置いておくといいでしょう。

名刺5号(61×100mm)・名刺6号(70×116mm)・名刺7号(76×121mm)

5号、6号、7号と号数が大きくなるにつれて、サイズも大きくなっていきます。これらは、実際に見ることはほとんどない名刺のサイズです。

「目立つから」「たくさん情報を記載できるから」という理由でこのような大きな名刺を作成してしまうと、名刺入れに入らず相手を困らせてしまうことにもなりかねません。なにより、「常識がない」という印象を与えてしまう可能性もあるため、十分な注意が必要です。

これらの通り名刺には決まったサイズはありません。

名刺の向きと、縦書き・横書き

名刺の向きと文字の方向には、全部で4つのパターンがあります。

ヨコ型・ヨコ文字

ヨコ型・タテ文字

タテ型・ヨコ文字

タテ型・タテ文字

パターンごとに、デザインやイメージが異なります。堅めの職業であればタテ型・タテ文字、IT企業やベンチャー企業であればヨコ型・ヨコ文字など業界や企業のイメージに合った形式を選びましょう。 社名にアルファベットを使っていたり、メールアドレスやウェブサイトアドレスなど英語表記が多かったりする場合は、ヨコ型ヨコ文字がスタンダードです。

文字揃えの種類

文字の揃え方には、左揃え、中央揃え、右揃えの3パターンがあます。 一般的には、左揃えが多く使われ、デザインがしやすいのも左揃えの名刺でしょう。 中央揃えは、名刺全体をバランスよく見せる配置を検討することが大切です。バランスが悪いと落ち着きがない印象になってしまいます。全体のバランスをよく確認しながら、調整していきましょう。

右揃えは、デザイン性の高いおしゃれな名刺に仕上がるおすすめの文字揃えです。作成時にはロゴや写真など、文字以外の要素と一体感が出る配置にすることがポイントです。ちぐはぐなデザインではおしゃれ感が崩れるので、上級者向けのパターンと言えるかもしれません。

フォント

フォント選びでは、「フォントの種類」と「フォントのサイズ」の2つを決める必要があります。どちらも、相手が読みやすいかどうかが大切です。 名刺の中で複数のフォントを使い分ける場合は、2種類程度までにするのがおすすめです。フォントの種類が多いと、名刺の統一感がなくなり、読みにくい名刺になってしまいます。


余白と色

同じデザインの名刺でも、余白の取り方によって全体のイメージが変わります。フォントのサイズや位置を変えて複数のパターンをつくり、余白の置き方を検討しましょう。 また、写真やロゴマークなど、カラー画像を挿入するときは、それ以外の文字は白黒の配色にすると落ち着きます。

クラフト紙など色付きの名刺用紙を使用する場合も、フォントや画像との配色には注意し全体がすっきり見える配色を意識しましょう。


名刺のデザインについて、詳しくは下記の記事でご紹介しています。参考にしてください。

ロゴの配置で印象が変わる

一般的に名刺に掲載されるロゴの位置は、左右それぞれの上・中・下の6パターンです。ロゴは文字より視覚的な印象が強く、ロゴをどこに配置するか、ロゴと文字の位置やバランスの取り方で名刺の印象は大きく変わります。よりスピーディに情報を理解してもらったり、名刺の印象を強めたりできるようになります。

このような視覚的効果を強く意識した高度な名刺づくりには、技量のあるデザイナーに依頼することがおすすめです。

ここでは、ロゴの配置についての基本的な効果を簡単にご説明します。なお、以下で紹介するレイアウトは、すべて横向き・横書きのスタイルです。

名ロゴが左のパターン

ロゴが左のパターンは、横書きの名刺で多く使われる配置です。左上、中、左下、それぞれの特徴をご紹介します。

・ロゴが左上のパターン

ロゴを左上に配置するパターンでは、基本情報を左下に掲載する形が多く、リズム感がある安定的なレイアウトになります。

・ロゴが左中央のパターン

ロゴを中央に配置するパターンでは、余白とのバランスが大切です。名前を右に、基本情報のブロックを名前の下にレイアウトするときれいに収まります。余白やフォントに注意して、情報が伝わりやすいデザインにしましょう。 連絡先は、罫線で区切ったり、フォントのカラーを変えたりするとよいでしょう。

・ロゴが左下のパターン

ロゴを左下に配置するパターンでは、名前を右上、ロゴと基本情報を下部に配置すると安定します。ロゴと情報をひとつのブロックとして扱うと、レイアウトしやすくなります。また、名前を大きめのフォントにすると、名前の印象を強くすることができます。

ロゴマークが右のパターン

ロゴが右側に配置するパターンは、バランスを取るのが難しく中級者向けのデザインといえるかもしれません。ここでは3つのパターンをご紹介します。

・ロゴが右上パターン

バランスの難しいデザインですが、ロゴの横に大き目の余白を置き、基本情報と名前を下部ブロックに配置した2階建ての構図にすると、落ち着いたレイアウトになります。上部のロゴブロック60%、基本情報ブロック40%の配置バランスがおすすめです。左に名前、右に基本情報を配置し、間の余白も広めにとります。好みのバランスを探しましょう。

・ロゴが右中央パターン

名前とロゴが、ほぼ横並びになるデザインです。 会社情報は右下で右揃えにするのがおすすめです。右揃えで生まれる右下への傾斜のラインが、視覚的におしゃれな印象を与えてくれます。

・ロゴが右下パターン

右下にロゴマークを配置したデザインでは、バランスが重要です。難易度が高いので、デザイン知識がある方におすすめしたいパターンです。理想的な配分は、左40%に名前を中央よりやや上、会社情報を下部に配置する形です。名前と基本情報を名刺の上部から30%下の領域に左寄せでレイアウトして、ロゴとの間に大きな余白をつくると印象的です。


まとめ

名刺をつくるときは、目的を意識した上で効果的なデザインを目指しましょう。 もし名刺のデザインに迷ったら、好みの名刺を集めてみてください。集めた名刺を並べて見れば、自分が名刺に求めるものや、どのようなデザインを好んでいるかがわかってきます。名刺づくりのポイントを踏まえ、何度か試作を繰り返すことも大切です。コミュニケーションツールとして効果的で、イメージ通りの名刺をつくることにチャレンジしてみてください。

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